1年の始まりに何を思うか

過去も未来も時は止まらない。けれど、自分の意識によって区切ることはできる。
永見 薫 2026.01.02
誰でも

新年明けましておめでとうございます。
昨年6月から始まったこのレターですが、無事に半年継続することができました。

これもひとえに読んでくださる方がいるからです。いつもありがとうございます。

2026年が始まりましたね。

それぞれにゆるりとしたひとときをお過ごしでしょうか。あるいは仕事に家事に奔走、という方もいらっしゃるかもしれません。お疲れ様です。
どこかで必ずふっと休める時間を持てると良いのですが。


毎月1日と15日に配信と言いながら早速2日に配信となりすみません。。ですが、1日はゆっくりとお休みさせていただきました。

3が日の中日の夜である、少しくつろげるこの時間(夜)にお楽しみいただけたら嬉しいです。

***

新年といえども、実際には2025年から時は止まることなく地続きなので、実は特に改まったわけではないんですよね。丸ごと時間入れ替え生まれ変わり! というわけでもないのです。

ですが、日本には「新年」を慈しみ迎えるという風習があるからか、気持ちがシャンとしますよね。

海外でもニューイヤーを祝うイベントはあり、ただ「お祭り」として楽しむけれどこれほどに厳かではないよう。そう考えると過去をふり返り、未来に思いを馳せるというのは日本人らしい営みなのかもしれません。

今から8年前のこと。私は育児休暇のママたちが共に支え合い面白いことをして、学ぼう、という期間限定の育休ママ向けのコミュニティに参加していたことがありました。

その仲間たちとはコミュニティを卒業しても定期的につながりを持ち続けており、2019年からは年末に1年を相互に振り返り「話し聴く」会を開いています。

Year Compassという世界共通の1年をふり返るツールがあるのですが、こちらを用いて、仲間同士で2時間ほどみっちりと話し聞き続けます。 

▼Year Compassのサイト、よかったら見てみてください!

こうやって並ぶと壮観です! 

こうやって並ぶと壮観です! 

毎年参加できていたかといえばそうでもなく、私は3年ぶりの参加になりました。

そしてしっかり予習して書き出せればいいのですが、その時間もなかったので、紙だけ用意して、飛び込みでその場で考えて口にする、という強行ぶり(笑)割と毎年そんな感じでゆるやかにやっています。

個人的な私の話をさらに深めていきますが、2025年は家庭のことより仕事のことで苦しい1年でした。

ようやく公にそれを綴れるような心境になり、年末にXにポロリとポストしましたが、仕事上の自分の技術に限界を感じ、人と比較をしてばかりいて、その苦しい胸の内や弱音を周囲に言えなくて抱え込むという時間が長く続いていたのです。

永見 薫 | ライター・編集
@kao_ngm
今年の始まりは良い精神状態とはとても言える状況ではありませんでした。経験ばかり増えていくが、私は読まれる記事が書けてない、記事を書くのが怖い、他者と比較しては落ち込み、プレッシャーを感じて押しつぶされそうになっていたし、それを誰にも話せなかった。(続) note.com/kaoru_ngm/n/n0…
あの広い世界よりも、このまま狭くて深い世界へ行きたい|永見 薫 / ライター・編集  2025年に入ってnoteが続いている。 私の場合仕事がゆるやかになり落ち着くと、とたんに言葉や思考があふれるように湧い note.com
2025/12/31 16:53
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この話をYear Compassの仲間に話したときに、驚くべきことに他の仲間たちも「自分の中の限界を感じていた」と口にしたのです。

ちなみにここに集まった仲間たちは、個人事業主はほとんどおらず、会社員として働くママたちばかりです。業種も違えば立場もみんな全く違う。管理職の人もいれば、会社役員もいるし、役職のない人もいます。

共通していることといえば、30代後半〜40代半ばの年齢層ということでしょうか。


年齢を重ねていくとある程度自分の実力を思い知り、先に向けて努力するにしても行く先の天井が見えてきてしまっている。これはもしかしたらミッドライフクライシスの入り口に立っているのかもしれません。

ミッドライフクライシスとは、40代の始まりから50代にかけての人生の転換期に、将来に対して不安や葛藤を感じやすくなること。


「自分はこのままでよいのだろうか?」「これからどう生きるべきなのだろうか?」と考え込んでしまい心理的に疲弊してしまうのです。

例えば、自分の体力の低下や更年期、介護、子どもの独立、親の死、仕事の定年など強い節目が起因して、心理的不安の状況になることがあるそうです。

ただ、40代〜50代に限らず、人生の目標や夢が達成されないまま中年期を迎えようとしている人が現実とのギャップゆえに心理的不安に陥ることもあるのだとか。


ふり返り会をしたときには30代後半の仲間もいたのですが、育児や家事と並行して仕事をしている中で、夢を描く中自分ができることに限界を感じていると吐露する人たちが多かったのが、まさにこのミッドライフクライシスと重なるものがあるな、と印象に残ったのでした。

ここで私は救われる気持ちになったのです。

「なんだ、私だけじゃないんだ」って。

もちろん単純に技術にまだ改善しないといけないところがある、やれることはある、もっと努力できると思うこともあれば、自分の思考の癖が影響しているんだろうな、と思う節もある。ミッドライフクライシスが全ての要因ではないようにも思えています。


ただ、集まった仲間たちがそれぞれに「限界を感じていることがあった」と口にしていることを踏まえて、何か自分だけの問題ではなくそういう時期かのかもしれないと捉えられたことは、2026年を生きていく上で大きなヒントとなりました。

このポイントは何気なく誰かと話してみるということ。

何かをふり返る際に決して気合を入れる、かしこまる必要はないと思うのです。

そもそも私も改めて気合を入れてノートに完璧なふり返りをつづる時間が持てていません。(もちろん、ちょこちょこ時間を確保するようにはしているのですが、キリがないといえばきりがないのですよね……)

だけど答えのない対話として互いに思っていることをなんとなく口にしてみて「なんだ私だけじゃないんだ」って思えたことは、もちろんその場で解決策が導かれたわけではないものの、安心を得ることができる時間になっていたのだと思います。

そして、私たちは


「限界はあるのかもしれない。もう殻を突き破るにしても難しいことはある。だけど、その限界の中でせめて足掻いていきたいよね、わたしたち諦めたくない」

とそれぞれ口々にこのように言って、2025年のふり返りの会に別れを告げたのでした。

**

新しい年に思いをはせる


そのときにかしこまった想いをきっちりとしたためる必要はありません。

ただ誰かにそっと話してみることで、何か見えるものがあるのではないでしょうか。そのくらいの気持ちで迎える2026年を描いていけたらいいですよね!

2026年も自分の内側の思いに耳を傾け、対話をする。そんな時間を共に作っていきましょう。

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■ニュース

オンラインショップ情報
居場所について考えるワンテーママガジン『あのひとの居場所』他オンラインショップで販売中です。ぜひご覧ください。https://kaoru-ngm.stores.jp/

『あのひとの居場所』Vol.3は2026年年始から制作を始める予定です。5月頃には新刊を発売したいなと思っているので、どうぞお楽しみに!

対話のセッション(リニューアルの予定は春になりました)
病院に行くほどではないけれど、どこか心の中がすっきりしない。上手く声にならないあなたの思いを聴くサービス 「対話の時間」と「保健室」を開いています。

話したいことは、あなたが決めて大丈夫。ここで話してはいけないことはありません。密やかなことを話すため「ここに来たよ」と公にしたくない方が多いのですが、勇気をもって扉をノックしてくださり心からありがとうの気持ちでいっぱいです。なんだか気になるな、という方はまずはサイトをのぞいていただけたらと思います。

書きたい人のための保健室:https://note.com/kaoru_ngm/n/n41ce4c68a508
対話の時間:https://note.com/kaoru_ngm/n/n68da5371d79a


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※このレターは月2本、毎月1日と15日に配信予定です。1ヶ月の始まり、折り返しとなる15日に自分の内側をふり返る。私にとっても読み手の方にとってもそんな時間となるように願っています。

発行人:日々の声 永見 薫https://kaorunagami.com/

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