地方都市の旅、福岡へ。
不安定なお天気変化をくり返してしているうちに、あっという間に10月も半ばになりました。
窓を開けていると心地よい季節なので、この時期がとても好きです。
我が家はとても風抜けが良い家なんです。
中古の分譲マンションなのですが、間取りがすこし変わっています。各居室に窓があるのはよくあることなのですが、廊下にもお風呂にも、洗面所にも窓があり、まるで戸建て住宅のような作り。珍しいですよね、廊下にまで窓があるというのが。
リビングから廊下を通じて、各居室が並ぶ間取りで、居室側はマンションの中庭があります。なので、全てを開け放つと1本の風の通り道ができるのです。
窓を全開にしたまま、玄関の開け閉めをすると、あまりにもビュンビュン風が通り抜けるので、自分の家なのに毎度驚きます(笑)
初めて家の内見に来た時に、その風抜けの良さが心地よくて「あ、ここに住みたい」と直感で思い、この家を選びました。
窓や扉を全て開放していると、この季節は部屋から部屋、廊下から廊下と全てが一つの道となりふうっと風が抜けるんですよね。その心地よさの中で仕事をする時間がとても好きです。
こういう直感での心地よさってありませんか?
私は頭で考えてしまうことも結構多いものの、直感で「あ、これだ」と信じて選ぶことも同時に多い。頭の中にAさんとBさんが同居している感じですが、ここだという時に働く「直感さん」を無視しないようにしている。
今日のタイトルにある、年に1回の一人旅も直感で決めていたりします。
文学フリマ福岡について
先日のレターでお知らせしていましたが、10月5日に福岡で開催された文学フリマに参加してきました。
文学フリマをご存知ない方に少し説明しますと、文学フリマは、作り手が「自らが《文学》と信じるもの」を自らの手で販売する、文学作品展示即売会です。
要するに、自分で「これ」と伝えたい文学や、写真、エッセイ、イラストなどを冊子として制作して即売する場。表現者が、自らの想いや考えを「文学」という形に表す、文学のお祭りなのです。
私が初めて参加したのが2015年のこと。その後出産や子育てなどに奔走している時期があったのでしばらく間を空けていましたが、2023年から再び出店を始めました。
文学フリマは今や東京・大阪に限らず、北海道から福岡まで全国の主要都市で開催されています。これまで私は東京での出店しかしていなかったのですが、せっかくなら地方都市での出店もしてみたいな、と思い立って今回は福岡を選んだのでした。
実はここ1年ほど東京での出店に悩んでいました。年々来場者が増えており、昨年から開催会場が東京ビッグサイトに移ったのです。
今年5月に開催された東京の出店者はなんと4,850人。来場者も11,261人ということで、そもそもお客様と出店者さんが出会うこと自体も大変な規模になってきました。
私の中で何が心苦しいかというと、目の前に足を運んでくれる方お一人お一人とゆっくり会話ができないこと。
イベントの1番の楽しみは売ること、届けることももちろんなのですが、作品を手に取り「想いを互いに交わすこと」なのです。
それが流れ作業になってしまっている今、イベントへ出展することの意義を見いだせなくなっていました。そこでもう少しゆっくり話せる規模感の場に身を移したいと思ったことが今回の地方出店のきっかけです。
数ある他の都市から福岡出店を決めたのは、半分は直感。
残りの半分の理由は、市街地のアクセスのよさ。福岡の市街地は、空港から15分もあれば出ることができるんですよね。そのコンパクトさが魅力だなと以前より思っていました。
そうそう。完全に余談なのですが飛行機のセールを活用すると、飛行機で行くエリアは交通費がお安くなる!
片道で1万円切る価格になると、新幹線移動よりも飛行機移動の方がぐっと魅力的なものになるのです。
ということで福岡出店を決めてすぐに、飛行機のセールを狙う私(笑)
文学フリマに限らず、軽やかに旅をくり返したい方は飛行機のセールをおすすめします。
そんなわけで、私は前日入りせずに、開催当日朝4時起き。眠い目をこすって、7時半羽田発の飛行機に乗って、いざ福岡へ!
10時には会場である博多国際展示場に到着しました。ここもまた空港からバスで10分程度と好アクセス。ありがたい。
だいぶ出店慣れしてきたので、準備も一人でサクサクと。30分ほどで完成しました!
今回は事前に会場に荷物を郵送することなく、機内持ち込み可能の小さなトランクに、着替えとお泊まりセット、出店道具をコンパクトに詰め込んでサクッと移動。意外と簡単に行き来できるサイズ感でやれます。
出店ブースはこんな感じです。棚やブックスタンド、お釣りトレーなどは100円ショップの雑貨。結構可愛いものがある百円ショップはありがたい存在です。
こちらはインタビューをメインにした定期発刊ZINEです。
こちらはリソグラフという印刷手法を使って全て自分で印刷・製本したZINE。おもちゃのようなサイズ感が可愛い。
実は打ち合わせをしたわけではなかったのですが、偶然にも福岡に住む友人のブースが隣り合わせになり、お陰でとっても心強い1日となりました。
助けてもらったり、おしゃべりできたり、福岡のお仕事仲間をご紹介してもらったりと、話の広がる時間でした。
本屋ユーフラテス設営完了!左隣はなんと東京から出店の友だち@kao_ngm かおるん。
福岡国際展示場は博多駅から徒歩14分。バスもあります。
K18ブースです!!@ayacolour あややとお待ちしております〜!
福岡の来場者数は2200名だったとのこと。東京の5分の1くらい。ですが、私にとっては心に残る出会いばかりでした。
見本誌コーナーで私の作品を手に取って、直接ブースに買いに来てくださった方。
事前に出店のことをお知らせしていたnoteの記事を読んでくださった方が直接ブースに。
友人が友人を紹介してくださったこと。
そして何よりこのメールマガジンを読んで福岡文フリのことを知って会場に買いに来てくださった方も(!)
全て当日店頭でゆっくりお話ができたからこそ、これらを知ることができたんですよね。もちろんそのきっかけを皮切りにどんなお人なのか、どんなことに関心をお持ちなのか、お仕事や家庭での日々の様子、思っていること、迷っていること悩んでいることなどを短い時間ではあるものの交わすことができる時間が多数あったんですよね。
流れ作業では絶対に得られない小さな声たち。これこそ、私がここでもお届けしている「日々の声」であり、大切にしていることだなと実感できる場となりました。改めて感謝の気持ちでいっぱいです。
ところで今回とても嬉しかったのが、先ほども書きましたがこのレターを通じて、文フリにお越しくださった方がいらしたことです。
というのも、このレターの仕組み上、実はどなたが登録しているのかが全くわからない仕組みになっています。どんな方が読んでいて、どんなお気持ちで受け止めてくださっているのか。私はわからないまま、想像を巡らせながら毎回書いています。
ですので、届いているのかしら? と時々心配になることがあるのですが、今回お越しくださった方が「メールマガジンを読んで福岡文フリが開催されることを知って来ました」とおっしゃってくださり、ちょっとというかだいぶ嬉しかったのでした。
なので、もしお読みくださっている方で気が向いたら時々コメントをくださったら、私はとっても喜びます!(強制しているわけではないですよ)
日々レターを通じてどなたかにお話をしてはいますが、実際にお会いできる場、声を聞ける場、言葉を交わせる場がもっともっと増えるといいなあと思っている最近です。
◾️直近のイベント出店情報
少し先になりますが、11月のイベントも決まっていますのでお知らせしますね!今回は東京での出店になります。
*イベント名:となりまちほんの市
*日時:2025年11月9日(日) 11:00〜17:00
*会場:隣町珈琲
東京都品川区中延3-8-7 サンハイツ中延B1
*TEL 03-6451-3943
*入場料:500円
*出店名:日々の声
*HP:https://tonarimachicafe.jp/contents/honnoichi2025.html
今回も屋号「日々の声」にて出店いたします。これまでもイベントの際にお知らせしてきた既刊ZINE「あのひとの居場所」他に、リソグラフ作品2作品を出品します。作品の詳細はWebカタログにあります。見るだけでもよいのでぜひサイトに尋ねてみてくださいね!
※先日お知らせしていた大阪の出店は、私の都合で出店キャンセルいたしました。代わりに11月下旬に東京都内、12月上旬に神奈川県内での出店が決まっているため、またお知らせさせていただきますね!
※このレターは月2本、毎月1日と15日に配信予定です。1ヶ月の始まり、折り返しとなる15日に自分の内側をふり返る。私にとっても読み手の方にとってもそんな時間となるように願っています。
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Instagram:https://www.instagram.com/kaoru.ngm/
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発行人:日々の声 永見 薫https://kaorunagami.com/
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